雲をつかむように生きていて、何も手に入れることなんて出来ないし、何者にもなれないんだって、知っているんだ、何を学んだって、どんなに努力したって、私は私でしかないこと、私は知っているんだ、そう、私は知っている、なのに、何かを手に入れたいし、何者かになりたいと思っているし、私は私の枠を超えることなどできないこと、わかっているし、誰も私を真に助けることなどできず、ひとりで、この世界でひとりで、私は立たなくてはいけない、歩まなくてはいけない、歩み続けなくてはいけない、運命の日がやってくるまで、終わりが来るまで、ずっと、ひとりで、私はひとりで、私を知って、私になっていく、私は私でしかない、私の枠は超えられないんだって、わかっているけれど、私は私の憧れる何かになりたくて、終わりが来る前に、何かを成し遂げたくて、手探りで、雲をつかむように生きていて、競争相手がいて、それでも私は私のペースで生きていくしかなくて、成長していくしかなくて、もどかしいんだ、何かを残すために生まれたわけではないのに、何者かにならなきゃいけないわけじゃないのに、私は私でいるしかなくて、私を高めていくしかなくて、少しずつ成長していけたら、それでいいんだよ、だけど、歩みを止めたら、そこで終わりだ、何があるかわからなくても、不安がらないで、生きることを辞めてしまったら、今までの全てが無かったことになるんだよ、苦しみも、悲しみも、楽しかったことも、嬉しかったことも、何もかもなかったことにしないで、自分で自分を終わらせないで、運命の日が来るまでは、ひとりで、ひとりで、でいい、立ち続けて、歩み続けて、いつかは光り輝く何かになれる、そう信じて、歩みを止めないで、生きて、ひとりでもいい、生きて、雲をつかむようでもいい、生きて、生きていこう、暗雲立ち込める世の中で、光る何かになるために。